スズメノカタビラ(イネ科イチゴツナギ属)

人家から少し離れた畑に行ってスズメノカタビラらしき植物を採集した。

アップにすると、こんな感じ

  • 和名     スズメノカタビラ
  • 学名     Poa annua(イネ科イチゴツナギ属)
  • 開花時期   3-11月
  • 自生場所   全国の水田・あぜなど
  • 丈      10cm
  • 特徴     花が紫色を帯びることがある。葉は株元に密生。

よし、これは「スズメノカタビラ」で間違いないと思っていたら、実は「スズメノカタビラ」の亜種で「アオスズメノカタビラ」というのがあることを知った。

  • 和名     アオスズメノカタビラ
  • 学名     Poa annua annua(イネ科イチゴツナギ属)
  • 開花時期   1年中
  • 自生場所   全国の道端・空地など
  • 丈      15-30cm
  • 特徴     だらっととした感じ。ひょろっとして、葉はまばら
  • その他    外来種ではないかといわれている

今回観察したものは、背丈が15cmぐらいだったのだが、花が紫色だし、葉がぎっしりと根元から生えており、しかも生えていたのが畑の脇だったことから、おそらく「スズメノカタビラ」だろうと思う。
正確には、花序枝を観察することによって見分けられるらしい(リンク)ので、今度、挑戦してみようかな。
さらに、都会周辺の芝地などでは、「ツルスズメノカタビラ(Poa annua reptans)」という亜種が見られるらしい。特徴は根元がやや這うという。ただ、スズメノカタビラの仲間は十分に分類研究が進んでいないらしく、今後変わる可能性もあるとのこと。亜種レベルの違いということであれば、たぶん交雑も可能だろうし、野外で雑種もできているのかな。

ちなみにうちのモルモットたちに3株くらい与えたら、すごい勢いで完食してしまったため、写真が撮れませんでした・・・(涙)。