野草狩りの友

最近、私とG君の間で、モルモットの好きな野草を採集して、種同定するのが流行っている。

植物の種同定はなかなかに難しく(昆虫などでも同じですが)、「科」や「属」まで落としたら専門の同定表に従って、「種」レベルまで落としていくのがまっとうな方法。
しかし、まず、その「科」や「属」まで落とす作業というのが、慣れていないと思いのほか手こずるんだなぁ。

出身の大学の研究室には種同定のバイトというのがあって、そういう作業を夜中まで研究室のメンバーで

「同定表に従ってやっていたら、絶対に違う種になってしまった。どこで、ドロップアウトしたのか〜!!もうだめだ〜!!」


などと、やっていたことが今では懐かしい。


なんか、話が逸れちゃった。
そうそう、とにかく、「科」や「属」まで落とす作業に使っている図鑑を残しておこうと思ったんだった。
モルモットが好きな野草を簡単に判別するには、一般に売られている野草図鑑で十分いけることが多い。


ただ、モルモットが好きなイネ科植物というのは、植物愛好家には人気のない科なので(地味だし、見分けにくい)、イネ科に割いているページ数がとても少ない本が多いのが残念。
最近、使っている本など。




(ハンディサイズで読みやすい。だけど、扱っている種数はちょっと少なめ)

街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本

街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本


(ハンディサイズ。上の商品よりも、ちょっとマニアック。モルモットの好きなイネ科が比較的充実している。)

野に咲く花 (山渓ハンディ図鑑)

野に咲く花 (山渓ハンディ図鑑)


(ハードカバーで大きく、重い。写真が多いが、ちょっと使いづらい)

日本の野草 (山渓カラー名鑑)

日本の野草 (山渓カラー名鑑)


(昔の専門図鑑なので、写真は全然ダメ。しかし、同定ポイントが図解されている)

日本原色雑草図鑑 (1968年)

日本原色雑草図鑑 (1968年)

他にも3,4冊専門的図鑑や、同定表を使います。



そして、今一番気になっている図鑑がこちら。
モルモットの大好きなイネ科のみが載っているお手ごろ値段の図鑑だ!!
なんと1万円を大きく切って7千円ちょっとで手に入る。

桑原義晴 日本イネ科植物図譜

桑原義晴 日本イネ科植物図譜


今までイネ科図鑑と言えば、こちらの2万円以上するものしかなかったので、これは驚きです。

日本イネ科植物図譜

日本イネ科植物図譜

まず中身を検討してから、購入しちゃおうかな。