チガヤ(イネ科チガヤ属)

この時期、私の住んでいるところ(関東)では、道路脇や中央分離帯などに紫〜白の穂をつけて風になびく野草の姿が見られます。
その草の名前は「チガヤ」。だいたい5月で開花が終わりを迎えるので、今年はそろそろ見納めかな。

その姿がかわいらしいので道路脇で写真を撮りました。

(丈は40cmくらい)

  • 和名   チガヤ(名前の由来:群がって生えることから「千」の茅[かや]で、チガヤ)
  • 学名   Imperata cylindrica(イネ科チガヤ属)
  • 類似種  なし(日本ではチガヤ属はチガヤ一種のみ)
  • 時期   3−5月
  • 自生場所 全国の各地の道路沿いの草地など
  • 丈    30−80cm
  • メモ   日本の古くからの在来種。開花前の若い花序は「茅花」と呼ばれ、噛むと甘みがあり、昔の子供おやつだった。

今回私が見つけたのは、開花後の穂だったので、食べられそうなのはありませんでした。残念・・・。

(見た中で一番若そうな花穂がこれ)


花穂が紫っぽく見えるが、これは、穂から紫色の柱頭などが飛び出ているため。
拡大するとよく見えました。


ここから、さらに柱頭などが飛んでいくと、真っ白な穂になります。

(これは、ちょっとだけ柱頭などが残っているけど、かなり白い穂になっている)

人が食べれるくらい美味しいのなら、モルモットも好きかもしれないということで、あげてみました。

葉と細い茎は食べましたが、硬い茎や、穂は全く食べず。
やっぱり、そうよねぇ。若い穂なら美味しいでしょうけど、こんなフワフワの穂は口の中がパサパサになりそうだもんね。

というわけでチガヤの


プク&モリ評価
★★☆☆☆(2点)

来年は若い穂付きのをあげるからね^^。