オーチャードグラス

昨日は、家の近くでいろいろな種類のイネ科牧草を採集してきたので、徐々にブログにアップできたらいいなと思います。
私の家の周りにはかなり自然が残っているので(ただの田舎!?)、植物相も豊富。
イネ科だけでも、何種類も自生しているし、しかも除草剤も撒いていない。

(家の近くの空き地に自生する生牧草パラダイス)


上の空き地から少し離れたところに、チモシーと共に世界的に広く利用されている牧草、オーチャードグラスを発見。



(道路脇のオーチャードグラス:丈は約30cmほど。これからどんどん伸びていくんでしょうね。そして、花粉を撒き散らすのね。)


(丈50cmほどの群生)



(開花前のオーチャードグラスの穂:ずんぐりしていて、モコモコっと立体的)



(開花中の穂1:出てます、葯や柱頭、花粉などがモコモコに穂から出ています)



(開花中の穂2)



(開花後の穂:全部飛ばし終わってすっきり)


オーチャードグラスはこんなにオシャレな名前で知られているけど、実はカモガヤ。
たくさんの日本人がカモガヤ花粉でアレルギーになり、相当な嫌われ者のカモガヤです。ちなみに私の弟もカモガヤアレルギー・・・(汗)。私は違うから、触って、モルモットにあげても大丈夫でよかったぁ。

  • 通称   オーチャードグラス
  • 和名   カモガヤ
  • 学名   Dactylis glomerata(イネ科カモガヤ属)
  • 類似種  クサヨシ(Phalaris arundinacea)さらに大きい
  • 時期   5−8月
  • 自生場所 各地の道路沿いの草地など
  • 丈    50−100cm
  • メモ   ヨーロッパ原産。日本には明治時代に牧草として輸入され、その後各地で広く雑草化。繁殖力が強く、貴重植物群落にも入り込むので、外来生物法では要注意種に指定。

日本では外来生物法で要注意種に指定されているオーチャードグラス・・・。

モルモットやウサギを飼っている方は生牧草採集と自然保護を兼ねて、

野生下で雑草化したオーチャードグラスを伐採すれば、一石二鳥!?