イタリアンライグラス
今日はお天気も良かったので、新たに野草探索にいってきた。
やっぱり、目当ては、モルモットの大好きなイネ科植物。
ただ、イネ科植物って種類も多いし、種判別するのは結構大変。
というか、私は農学分野の研究職なんだから、そのくらいできないと・・・(汗。
植物分類は学部の頃からちょっとだけ苦手意識があってあまり得意じゃなかったけど、今はモルモットのこともあるので、かなりやる気が出てきたぞ〜!
今日はウサギやモルモットの牧草としてもメジャーな「イタリアンライグラス(和名:ネズミムギ)」を観察+採集するぞと意気込んで出かけた。
- 通称 イタリアンライグラス
- 和名 ネズミムギ
- 学名 Lolium multiflorum(イネ科ドクムギ属)
- 近縁種 ホソムギ(Lolium perenne)、ネズミホソムギ(Lolium hybridum)
- 時期 5−8月
- 自生場所 各地の道路沿いの草地など
- 原産地 ヨーロパからアジア西部。日本には牧草として輸入され、その後各地で雑草化。
- 芒[のぎ] 長い
今回見つけたのはイタリアンライグラス(ネズミムギ)とホソムギとその近縁種というか雑種のネズミホソムギでした。
(ネズミホソムギ群生:撮影場所 家の近くの道路わき)
ネズミホソムギというのは、ホソムギ*1とイタリアンライグラスの雑種。
どうやら野生下では、イタリアンライグラスやホソムギよりも、この2種の雑種のネズミホソムギが一番多いらしい。
- 和名 ネズミホソムギ(イタリアンライグラスとホソムギの交雑種)
- 学名 Lolium hybridum
- 時期 5−8月
- 自生場所 各地の道路沿いの草地など
- 芒[のぎ] 短いものから長目のものまでバラつく(雑種のため)
イタリアンライグラスとその近縁種が2種類(ホソムギとネズミホソムギ)は、穂の芒[のぎ]*2の長さによって判別。
上の穂の写真を拡大すると白いヒゲのような芒[のぎ]がちゃんと写っていた!
今日は何箇所か別の場所でネズミホソムギを採集したのだけど、やはり採集地によって芒[のぎ]の長さが違うネズミホソムギが見つかった。
そこで、イタリアンライグラス(ネズミムギ)とネズミホソムギの芒[のぎ]の長さ比較を遂行。