モリは去年の12月下旬に都内のブリーダーさんから購入した。
モリがうちにやってきた時は、生後2週間しかたっておらず、体重は100gポッキリしかなかった。



小さくてフワフワで、毛がペルビアンらしく伸びていくかわいらしいモリにうっとりしていたのは束の間で、1月に入ってすぐに、モリの動きが何やら変だということに気付く。



モリはとにかく一日中、体のどこかしらを掻いているのだ。



嫌な予感がして、モリの被毛チェックを行う。
シラミにかかったプクの経験があるので、シラミがいないか入念にチェックしたが、見当たらなかった。

しかし、モリの皮膚はところどころ、角質化しており、小さなかさぶたらしきものも数個見つかった。
そして、とにかく痒がる・・・。

これは、モルモットがよく罹るウワサの真菌症ではないかとふと思った。

ペルビアンなどの長毛種は短毛種よりも真菌症などの皮膚病にかかりやすいとモルモットの飼育書に書いてあったのを思い出す。

モリを見ると最近、ことに毛がフワフワと長く伸びてきた感じがした。
(写真はそのときのモリ)



異常に気づいたとき、運悪く動物病院は休みで、とにかく今すぐにどうにかしなければと思った私は、

皮膚病=ジメジメ環境+長毛

という短絡的な発想から、風通しをよくするためにモリの毛を刈った



(毛を刈られたモリ)



(所々のかさぶた)

そのあとも、一日中、モリの皮膚病のこと調べたりした結果、どうやらモリの症状は疥癬ダニっぽいということに気付く(ということは毛刈りの意味はあまりなし・・・)。

気づいたところで、薬がなければ良くはならないのが痛いところだ。



次の日、動物病院に駆け込み、診察してもらうと、やはりモリから疥癬ダニが見つかる。
獣医さんが顕微鏡で見せてくれたダニは手足がほとんど見えないま丸々としたヤツだった。

このときも、アドバンテージを首筋に垂らしてもらい、2,3日するとみるみるうちにモリは痒がらなくなっていった。
モリと同居しているプクからはダニは見つからなかったが、一応、念のため動物病院に連れて行き、同様にアドバンテージを垂らしてもらった。

一週間後にもダメ押しのアドバンテージで、モリは完治。

モルモットセンコウヒゼンダニ症
原因:
Trixacarus cavaieの寄生による。形態はSarcoptesおよびNotoedresに類似するが、背部には多数の三角形の鱗状のしわを有し、背毛はすべて細い。瘻孔性のダニである。
症状:
皮疹は体幹腹側縦央や四肢部に脱毛や極度の掻痒がみられ、重度の擦過傷を呈し、二次感染も引き起こす。重症例では食欲不振や体重滅少がみられ、致命的になる。

http://www1.ocn.ne.jp/~tekitoni/morumotto.html

やはり、ショップから来た仔は、集団飼育されていた場合が多いので、いろいろなものに感染しているようだ。

今では2匹とも、病気知らずで元気いっぱい。

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