エノコログサ
前回、「アキノエノコログサ」を紹介しましたが、今回は、ねこじゃらしの本家本元、「エノコログサ」を紹介します。
今の季節、うちの近所ではよく見かけます。
うちの近所の空地で見られたエノコログサの群落。遠くから見ると、小さく、かわいらしいです(丈は20cmぐらいのミニサイズ)。
この写真の穂の長さは、5cmぐらい。丸みがあって、フンワリしてみえます。
エノコロの特徴はこんな感じです
●葉=薄くて、柔らかい。表面にうぶ毛なし(アキノエノコロはうぶ毛あり)。葉の両端が紫っぽくなることがある(アキノエノコロは緑)。
●穂=丸くて短い。垂れ下がらない(アキノエノコロは穂が長く、垂れ下がる)。
- 和名 エノコログサ
- 学名 Setaria viridis(イネ科エノコログサ属)
- 開花時期 7-10月
- 自生場所 全国の畑地、道端、庭など
- 丈 20-70cm
- 類似種 アキノエノコログサ(Setaria faberi)
- メモ 穂が犬のしっぽに似ていることから、犬っころ草(いぬっころくさ)が転じてエノコログサになったといわれている。
エノコログサには種内変異が多く、同じエノコログサには以下のようなものが含まれているそうです。
- ムラサキエノコロ (forma purpurascens)・・・穂が紫がかるタイプ(品種)。特に穂の剛毛が紫に染まる。
- ハマエノコロ(var. pachystachys)・・・海岸の岩場などに生える型(変種)。背が低く、茎や葉が短く硬い。穂が短くほとんど楕円形で、小穂が密で毛が長い。
プク&モリの味見写真は撮り忘れました・・・。
でも、食いつきはこんな感じで、すごく好きそうでした。
エノコロの
プク&モリ評価 ★★★★☆(4点)
アキノエノコロと同様、穂はあまり好きではないようでしたので、一点減点しました。
エノコロはアキノエノコロよりも小さいので、モルモットが好きな葉の面積が少ないです。たくさん、一気に採集したいときは、大きくていっぱい葉が採れるアキノエノコロの方が楽だなぁと思いました。